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比べて選ぶ | 2026年10月更新

オイルヒーターと
エアコン、
電気代が安いのは
どっち?

はかりさん
結論:同じ部屋を同じ温度にするなら、電気代はエアコンのほうが安いです。6畳・16℃なら、オイルヒーター1時間 約10.1円に対して、エアコンは約2〜4円が目安。
それでもオイルヒーターを選ぶ理由は「音がしない・風が当たらない・エアコンのない部屋でも使える」こと。電気代ではなく、心地よさで選ぶ暖房です。

このページでわかること

  1. エアコンが安い理由(同じ電気で出せる熱)
  2. 電気代の比較ツール(部屋の広さ別)
  3. 「オイルヒーターのほうが安い」という記事がある理由
  4. どっちが向いている?
  5. 上手な使い分け

エアコンが安い理由:同じ電気で出せる熱がちがう

オイルヒーターは、電気でオイルを温めて熱を出します。1kWhの電気は、ほぼそのまま1kWh分の熱になります。

エアコンは、電気で熱を「つくる」のではなく、外の空気から熱を集めて部屋に運ぶしくみ(ヒートポンプ)です。そのため、使った電気より多くの熱を部屋に出せます。たとえばダイキンの6畳用(Eシリーズ S225ATES)は、外が7℃のとき消費電力470Wで2.2kWの暖房(約4.7倍)。日本冷凍空調工業会は、省エネ機種の平均で約5.5倍としています。

1kWhの電気で、部屋に出せる熱 オイルヒーター 約1kWh エアコン(寒い日) 約2〜3kWh エアコン(外気7℃) 約4.7kWh 外気7℃:ダイキン S225ATES の仕様(2.2kW÷470W)。寒い日:氷点下でも2〜3倍とする業界レポート

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エアコンは外が寒いほど効率が下がります。それでも、氷点下になる地域でも使った電気の2〜3倍の熱を出せるとされています(Heat Pumping Technologies Magazine、2024年4月)。北海道のような寒さの厳しい地域では、寒冷地向けのエアコンを選ぶのが前提です。

電気代の比較ツール

オイルヒーターの電気代は、価格.comの試算(デロンギ製、2024年時点)を使っています。オイルヒーターの電気はほぼすべて熱になるので、同じ部屋を同じ温度に保つのに必要な熱とみなし、それをエアコンで出したときの電気代を計算しました。

8時間
30日
オイルヒーター 1か月-
エアコン 1か月-
差(1か月)-

1か月の電気代

オイルヒーター:価格.com「オイルヒーターの電気代を安くするには?」の試算(デロンギ製、RC集合住宅・新省エネ基準(Ⅳ地域)、東京の12月上旬の外気温、9時間運転)。6畳16℃ 約10.1円/8畳18℃ 約14.5円/10畳20℃ 約20.9円(1時間、温まってからの平均)。エアコン:その熱を、上で選んだ倍率(寒い日 約2.5倍/外気7℃ 約4.7倍)で出したときの計算値。霜取り運転や立ち上がりの電力は含みません。料金単価31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会の新電力料金目安単価、2022年7月改定)。

プラグ先生
プラグ先生:8畳・18℃で1日8時間・30日なら、オイルヒーター 約3,500円に対して、エアコンは寒い日の効率でも約1,400円。
ちなみにメーカーの公式な目安(JISの条件:東京・木造・20℃・1日18時間・11月〜4月)でも、6畳用エアコンは1時間 約5.4円。条件はちがうけれど、オイルヒーターより安い、という結論は同じだよ。

「オイルヒーターのほうが安い」という記事がある理由

ネットには、逆の結論の記事もあります。多くは条件のちがう数字を並べているのが原因です。

よく見る数字1時間何の数字?
エアコン6畳用「470W」約14.6円2.2kWの熱を出し続けるときの電力(定格)。暖まった部屋ではもっと少ない
エアコン「最大1,280W」約39.7円寒い部屋を急いで暖めるときの上限。ずっと続くわけではない
オイルヒーター「6畳16℃の平均」約10.1円暖まったあとの平均。出している熱は約0.33kW
オイルヒーター「強1,200W」約37.2円全力で運転したときの電力

「エアコンの定格(2.2kWの熱)」と「オイルヒーターの平均(約0.33kWの熱)」を比べると、エアコンが高く見えます。でも、出している熱が7倍近くちがうので、公平な比べ方ではありません。同じ熱で比べると、エアコンが安くなります。

はかりさん
比べるときは「同じ部屋・同じ温度・同じ時間」をそろえるのが大事よ。

どっちが向いている?

エアコンがちょうどいい

  • 電気代をできるだけ安くしたい
  • 帰ってすぐ、部屋を暖めたい
  • リビングなど、広い部屋を暖めたい
  • すでに部屋にエアコンがある

オイルヒーターがちょうどいい

  • 寝室で、音を立てずに朝まで暖めたい
  • エアコンの風が顔や肌に当たるのがつらい
  • エアコンがない・付けられない部屋で使いたい
  • マンションなど断熱のいい、6〜8畳ほどの部屋

乾燥について:どの暖房でも、室温が上がると空気中の水分の割合(相対湿度)は下がります。オイルヒーターは風を出さないので、肌やのどに風が当たる乾燥感が少ないのが利点です。湿度そのものを保つには、加湿器を併用しましょう。

オイルヒーターのくわしい選び方はオイルヒーターのページへ。

上手な使い分け

  1. エアコンの「暖房の畳数」を確認する

    「6畳用」は冷房の目安のことが多く、暖房はもっと狭い部屋向けです。たとえばダイキン Eシリーズの2.2kWは、暖房は5〜6畳が目安(木造・南向き)。寒い部屋では一つ上のサイズを考えましょう。
  2. 寝室はオイルヒーター、リビングはエアコン

    長くいる広い部屋は効率のいいエアコンで、寝室など音が気になる狭い部屋はオイルヒーターで。部屋ごとに分けると、電気代と心地よさを両立できます。
  3. 併用するなら「エアコンで暖めて、オイルヒーターで保つ」

    オイルヒーターは暖まるのに時間がかかります。最初はエアコンで部屋を暖め、そのあと静かに保ちたいときにオイルヒーターへ切り替えます。ただし、電気代だけを見ればエアコンだけで保つほうが安くなります。
  4. 設定温度は控えめに

    エアコンの暖房を21℃から20℃にすると、年間で約1,650円の節約になるという試算があります(資源エネルギー庁)。オイルヒーターも同じで、設定温度が高いほど電気代が上がります。
ちょうどくん

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